4.2.7法人口座の開設

資本金を入れてある「発起人の個人口座」から『法人口座』を開設して、資本金を移動しましょう。

1.口座開設を断られる原因

次の3つの要因で、口座開設を断られることがあるようです。

①資本金の額が低すぎる場合・・資本金が1円でも会社設立はできますが、口座開設は難しいようです。

②事務所の実態がない場合・・ペーパーカンパニーと呼ばれる会社のように、実態がないと見られると、銀行は口座開設を渋る ようです。。

③事業内容や事業目的が、不明確、不適切と判断される場合・・会社定款に事業目的を多く書き過ぎると、銀行は不審に思うよ うです。

そんな時に、メインに行う事業の証明(会社のサイト)を見せるのも方法です。

2.どの銀行で口座開設するべきか

①都市銀行:日本全国に支店網をもつメガバンク・・日本全国に取引先がいたり、大手企業と取引している会社は口座開設すべ きです。 審査は非常に厳しいようですが、口座開設すると、信用力は増します。基本的に振込み手数料は高いようです。

②地方銀行:地方都市を基盤にしている銀行・・地域に密着しているため、審査も比較的通りやすく、融資の相談にも乗っても らいやすいのが特徴です。

③ネット銀行:安い、早いのが最大の利点です。振込み手数料が安く、24時間いつでもリアルタイムで決済できることが最大 の魅力です。当初はネット銀行を利用して実績を積み、上記①、②に乗り換えるのも方法です。

3.口座開設に必要なもの

一般的に下記のものが必要です。

・口座開設依頼書(銀行にある)

・登記事項全部証明書(登記簿謄本)

・定款の写し(原本証明したもの)

・代表取締役の印鑑証明書

・代表取締役の印鑑

・銀行印に使用する印鑑

・本人の身分証明書(免許証など)

◎銀行により異なりますので、必ず確認して下さい。

★法人の口座開設は審査に時間がかかります。1~2週間はかかると見込んで余裕を持って手続きして下さい。


設立後にすること

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